暮らす

マレーシア移住にどんな魅力があるの?メリットは?

マレーシア

マレーシアは、住みたい国ランキングで毎年のように1位で紹介されています(一般財団法人ロングステイ財団調べ)。皆さんはマレーシアにどんなイメージを持っていますか?

東南アジアの中でも発展している国? シンガポールよりはマイナー?物価が安い?

そこで今回は、マレーシアで現地採用として海外就職をして1年半暮らした私から、日本との違いやマレーシアに移住するメリットをご紹介しようと思います。マレーシアに就職・移住をお考えの方、ぜひ参考になさってください。

マレーシアってどんな国?

マレーシア

マレーシアはマレー系6割、中華系3割、インド系1割からなる国です。一番割合が多いマレー系はイスラム教徒で、日常生活の中でイスラムの習慣に触れることが多くなります

お祈りの時間がある

イスラム教徒は1日5回のお祈りをします。会社内にも礼拝室があり、決まった時間になると仕事を中断しお祈りを捧げます

モスクが街の至る所にあり、早朝はモスクから「アザーン」と呼ばれるお経のような説法が街中に届くように放送されるので、モスクの近くに住むとその説法で目覚めます。また、一部のモスクではイスラム教徒以外の人も観覧することが可能です。

アルコールと豚肉の制限

アルコールの摂取は宗教上禁じられ、マレー料理のレストランでアルコールは提供されません。中華系やインド系のレストランでの飲酒は問題ありませんが、イスラム教徒が多いので提供するお店は少なく、酒税もかなり高いです。

また、豚肉は宗教上不浄なものとされ制限されますが、鶏肉はいただくことができます。鶏肉とココナッツで炊いたご飯の定食〜ナシ・レマック・アヤムは特におすすめの料理です。

大家族の家庭が多い

マレーシアの人口は現在も増加傾向にあり、20代と30代が最も多い人口構成です。大家族の家庭が多く、子どもが5人などめずらしくありません。国の勢いを感じますね。

時間の感覚がゆるい

日本から来たばかりで驚いたのが時間の感覚。同じ時間が流れているとは思えないほど、ゆっくりしています。

マレーシアの首都クアランプールの電車やバスでさえ、時間通りに運行することはなく時刻表もありません。渋滞がひどいなどの理由はありそうですが、始業に数分遅刻は当たり前の風景です。

規則に忠実すぎてストレスを抱え込みがちな日本人に、このゆるさをわけてあげたいと思ってしまいました。

マレーシア移住のメリット

英語と中国語の学習環境

ミーティング

マレー人はマレー語を使いますが、中華系とインド系のなかにはマレー語ができない人もいます。そのためマレーシアでは英語が共通語として使われ、ほとんどの人は英語を話すことができます

カタコト英語でも心配しなくていい

それぞれに母語を持つためか、母国語のなまりがあったり独特な表現で英語を話す人が多いです。高等教育を受けた人はイギリス・アメリカ英語を話しますが、ツールとしてコミュニケーションを取ることができれば良しとするところが初心者にやさしいです。

英語の発音が苦手、英語を話すこと自体にまだ恥ずかしさがある。そんな人でも、まずは英語に慣れるところからスタートできるので安心です。

中国語に接する機会も多い

中華系の人たちも多いので暮らしの中で中国語を学ぶこともできます。中華系はマレー系より生活習慣、考え方が日本人に近いので意気投合しやすいですよ。

豪華なマンションに住める

部屋

日本でジムやプール付きのマンションというと、有名人が住むところとイメージしませんか。

5万円でプールやジム付き

マレーシアではコンドミニアムと呼ばれるいわゆるマンションが約3〜5万円の家賃です。そしてそのほとんどが、プール、ジム、セキュリティ付き。部屋の広さや場所により家賃に差はありますが、一人暮らしであればおおむねこの金額で収まります。

家具や電化製品も備わっている

また、家具や電化製品付きの物件が多く、実際に住んでみて合わなければ引っ越しも気軽にできます

敷金はありますが、礼金を払う商習慣はありません。家賃の2カ月分が敷金という物件が多く、引っ越しの際に敷金は返金されます。

家賃節約にはシェア

家賃を節約したいということで、ファミリータイプの3LDKなどをシェアして住む人も多いです。そうすれば、家賃を2万円以下に抑えることも可能です。

コンドミニアムより安いアパートはありますが、クオリティや設備やセキュリティー面からあまりおすすめはしません。

買い物も食事も申し分なし

ネット

インターネット、病院、交通など一通り必要なものはそろっています。ショッピングモールも数えきれないほどあるので買い物には困りません。日系のイオンやダイソーでは、日本で買うより高くなりますが日本製品の購入ができます

また、日本料理はもちろん世界各国の料理も気軽に食べることができるので、食に困ることはないでしょう。

周辺国へ旅行しやすい

旅行

飛行機を使った移動については、AirAsiaの本拠地・クアランプールから大変安く旅行ができます。

タイやベトナムへはセール時を狙えば往復1万円ほどで行けます。またフライトの本数が多いので、金曜日の仕事終わりに空港に向かい、日曜日に帰ってくるという週末旅行も手軽に楽しめます。

私はタイへ週末旅行に行ったり、セールフライトの日程に合わせて有給休暇を取ってお得に旅行していました。

まとめ〜迷ったらまずはマレーシアに行ってみよう!

香辛料

イスラム教徒というとイラク戦争やISISなど過激で危険な思想を思い浮かべるかもしれませんが、基本的には穏やかなで平和な人たちが大半です。彼らの世界観に直接触れることができるのは、貴重な経験だと思います。

今回はメリットを書きましたが、もちろんデメリットや残念なこともあります。しかし、人生に正解がないように、どこの国にも良し悪しはあるものです。

少しでも気になるなら、短期間でも一度マレーシアへ来てみませんか?自分を信じてぜひ実行してみてください!

ABOUT ME
マレーシア生活・就職HACK編集部
マレーシア在住者による現地の生活情報から就職情報までお届けします。