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マレーシアで働くメリットとは?マレーシアで働く日本人が解説

マレーシア

海外で働いてみたいと思っていても、言語やビザ取得が不安で最初の1歩を踏み出せないひとも多いのではないでしょうか?

マレーシアは先進国に比べ、比較的簡単に就労ビザを取得することができます。また、英語が日常的に話されているので、簡単な英語が話せれば問題なく生活できます。

1年を通しての平均気温が30度前後と過ごしやすい気候や、穏やかな国民性、祝日の多さや周辺国へ気軽に旅行ができるなど、いいこと尽くしのマレーシアで働くメリットをご紹介します。

マレーシアで働く仕事面でのメリット

英語力が高くなくても働ける

英語

マレーシアは多民族国家のため、共通語として日常的に英語が使われています。英語で生活ができ、働くことができるのはとても便利で、マレーシアで働く大きなメリットといえます。

しかし、マレーシア人が話す英語は主にブロークン・イングリッシュ。マレー語からの直訳になっていることが多く、主語が省略されていたり、文法も正確でなかったりと、英語圏の人のようにネイティブな英語を話すわけではありません。

そのため職場でも、完璧な英語を話すことを求められることはあまりありません。英語が苦手な日本人にとってはプレッシャーを感じずに、働きながら英語を上達させることができます

現地の人たちは自信をもってブロークン・イングリッシュを話し、それで実際に通じているので、失敗を恐れてなかなか英語が上達しない日本人にとって、その姿勢にも学ぶところがあります。

もちろん流暢に話す人やネイティブスピーカーの人もたくさんいるので、長く滞在することで英語力を上げることができます。

国際感覚が身につく

ビジネス

マレーシアは多国籍国家であるのに加え、クアラルンプールには世界各国から集まった様々な人種が暮らしています

東南アジアの中でも特に発展を遂げたクアラルンプールには、インドネシア、タイ、ベトナムからたくさんの人たちが働きに来ています。また同じイスラム教で生活しやすいということで中東からきている人も多いです。

製造業が活発で世界中からいろいろな企業が進出していることから、クアラルンプールの中心地を歩いていると欧米人もよく見かけます。そのためインターナショナルスクールや英語の語学学校も充実しています。その費用も日本と比べると半分程度です。

職場でもさまざまな国の人と関わる機会があり、国際感覚を身に着けることができます。いろいろな国の人と生活をしていくことで視野が広がり、人生が豊かになります。

海外で働く経験ができる

世界

海外で働くならアメリカやオーストリアでの就職を希望する人が多いと思います。しかし、実際にはビザ取得が難しく、また現地での生活費も高いため断念する人がほとんど。

マレーシアという選択肢は海外就職を考えるときの第1候補ではないかもしれません。しかし、就労ビザを比較的容易に取得することができ、生活費も安くすむマレーシアでの就職は、海外で働く経験がほしい人にとってはメリットばかりなのです。

実際に私の友人にもマレーシアで数年働いたあと、アメリカに転職を果たした人がいます。マレーシアでは実力が認められればキャリアップがスムーズに行き、その履歴と海外での職務経歴がアメリカでのビザ取得に有利に働いたのです。

マレーシアで働く生活面でのメリット

生活コストが安い

計算

生活コストは年々上昇傾向にあるものの、日本と比べるとまだまだ安いです。特にプールやジムが付いている広い部屋を安く借りられることは大きなメリットです。

東南アジアの中では、マレーシアはシンガポールに次いで2番目に生活費が高い国ですが、コンドミニアムの賃貸は抜きんでて安いのです。クアラルンプール中心地にある2LDKの部屋はプール・ジムが付いて、10万円程度で借りることができます。東京の中心地ではありえない値段です。

他にはガスや電気、水道代、ガソリン代と、生活に欠かせないものがとにかく安いので、生活が苦しいと感じることはあまりありません。私の場合は2人暮らしで、光熱費は合わせて月に5千円程度、ガソリン代は毎日通勤で1時間運転して5千円程度でした。

私は外食や贅沢も気軽にできます。先に紹介したように多国籍国家なので、いろいろな国の料理も気軽に試すことができます。

気軽に旅行に行ける

ビーチ

クアラルンプールは格安航空会社のハブ空港にもなっていて、周辺諸国であれば1万円以下で往復チケットを購入することができます。また、ホテルやアクティビティも安く、南国ならではの美しい島や東南アジアの活気あふれるいろいろな国を気軽に訪れることができます。

シンガポール以外の東南アジアの国であれば、Booking.comやAirbnbなどのホテル予約サイトを使って1泊3000円程度でそれなりのホテルを見つけられます。日本のように人数に応じて課金されることはなく、部屋ごとの料金なので2人でシェアをすればさらに安くすみます

私は海辺をバイクで走るのが好きでしたがバイクも1日1000円以内で借りられることがほとんどでした。

またマレーシアは祝日も多く、私は2か月1度は旅行に出かけていました。

恵まれた気候と自然災害の少なさ

ヤシの木と空

東南アジアというと常夏の国、暑さが厳しいと思っていませんか?確かにマレーシアは1年を通して高温で湿度も高いですが、日本の真夏ほどの厳しさはありません。月や季節による寒暖の変化はなく、平均気温は常に27度、28度と過ごしやすく、衣替えや冬服も必要ないのです。

また雨が1日中続くことはまれで、降っても1時間で止むため、マレーシアにいる間の7年間天気予報を見たことがありません。これに加えて地震や台風、これといった自然災害が全くないのも特徴です。

まとめ

ここでは紹介しきれなかったマレーシアで働くメリットは他にもたくさんあります。私はマレーシアで7年間働いたあと、フランスで半年間すごし、現在はアメリカで生活を送っています。

フランスやアメリカでの生活も楽しいですが、マレーシアで過ごした期間は生活費や天候に頭を悩ますことがなく、恵まれていたなと感じることがあります。

初めての海外生活、海外で働く経験を得るならマレーシアを強くおすすめします。

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マレーシア生活・就職HACK編集部
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