マレーシアのボルネオ島・コタキナバルからおよそ2時間半の場所に「マンタナニ」という島があります。かつてはジュゴンが住みついていたそうで、別名「マーメイド島」とも呼ばれています。
コバルトブルーの海と真っ白な砂浜に覆われたこの島は、バツグンの透明度です。コタキナバルからもツアーがたくさん出ており、日帰りでも行ける距離です。
世界でも有名な海で、ダイビングやシュノーケリングをするにはぜひおすすめの島です。
※1MYR(マレーシアリンギット=27.44円
マンタナニ島概要
マンタナニ島の位置
マンタナニ島は、コタキナバルから北に1時間30分、コタ・ブルという町からスピードボートで45分離れた南シナ海の沖合にあります。
同島は独立した3つの島からなっています。無人島のマンタナニクチル島とマンタナニリンギサン島、ブサール島で、唯一人が住んでいるのは1番大きなブサール島(マレー語で大きいを意味します)です。
人口
この島は現在も1000人ほどの人が暮らしており、島内に学校や警察署もあり、宿泊が可能なのもこの島です。
コタ・ブルから島へ渡るには、公共の船がないため、ツアーの予約が必要となります。
マンタナニ島ツアー概要
今回は日帰りでマンタナニ島に行ってきました。
ツアーの流れ
- 朝7時30分ごろ、ツアー会社のミニバンが迎えにきます。
- コタブルの町を過ぎてから、観光客向けのパーキングエリアで休憩します。
- ジェットと呼ばれるボートを出すポイントで受付をしたら、スピードボートに乗って45分で島に到着です。
- ランチと2カ所のシュノーケリングが付いています。シュノーケリングは船に乗ってシュノーケリングポイントまで移動します。
- 午後3時ごろ、船でジェットに戻ります。
- ミニバンに乗り換え、コタキナバルへの戻りは6時前後になります。
マンタナニ島ツアーの持ち物
- 水着
- 虫除け
- 日焼け止め
- 少額のお金
- 水
主な持ち物は上記です。
クラゲやサンドフライ対策として、レギンスや長袖のラッシュガードがあった方が好ましいです。着用していない人もたくさんいましたが、万が一に備えて可能であれば用意していきましょう。
シュノーケリングセットは貸してもらえます。
現金はどのくらい必要か
お金は特に使うところがありません。行きのパーキングエリアで使うくらいです。20MYR(約600円)も使わずに帰ってきました。
パーキングエリアで朝食をとる場合は、1人あたりプラス15〜20MYR(450〜600円)くらいあれば十分です。
ランチの際にお水とお茶が飲めましたが、ビールは持参してと言われました。
マンタナニ島ツアー予約
旅行日程が短い人は、事前にネットで予約しておくと予定が立てやすいです。日帰りで値段はだいたい400〜500MYR(12,000〜15,000円)です。
コタキナバルには星の数ほど旅行会社がありますが、到着前の予約なら日本企業の方が安心ですね。写真はJTBのあるWisma Sabahです。
【基本情報】
- H.I.S. TRAVEL
- 住所:C-02-03, Block C, Lot No.3 2nd Floor, Warisan Square 88000 Kota Kinabalu, Sabah
- 電話番号:(60)88-216171
- 営業時間:月~金 9:00~18:15
- 休業日:土曜・日曜・祝日
- ホームページ:https://histravel.com.my/malaysia-destinations.html
- メールアドレス:hisbki@his.com.my
- 【基本情報】JTB Kota Kinabalu Branch
- 住所:Lot 445-446 4th Floor,Wisma Sabah,88820 Kota Kinabalu Sabah Malaysia
- 電話番号:(60)88-250 313
- 営業時間:月~金 9:00~17:30
- 休業日:土曜・日曜・祝日
- ホームページ:https://www.jtbmalaysia.com/
マンタナニ島ツアーの見どころ
日帰りツアーにも含まれているシュノーケリングポイントでは、たくさんの種類の魚に出合えます。また、サンゴの種類も豊富で、水中から顔を上げるのがもったいないくらいです。
コタキナバル近郊の島でも、普段あまり見かけない熱帯魚がたくさんいました。直径20センチメートルほどの青いヒトデ、赤と白のクマノミ(ニモ)も直径15センチメートルほどあり、イソギンチャクから顔を出している姿は見ていて飽きません。
島から30分ほど離れたところに日本軍の沈没船があり、魚の住処となっているそうです。ダイビングをするならおすすめのポイントです。
そして、何より美しいボルネオ島の夕日と夜空に広がる満天の星。時間が許せば絶対に一泊することをお勧めします。
まとめ
2,500メートルも続く白い海岸に、海の透明度はなんと40メートルもあります。
シュノーケルポイントだけで20カ所以上あり、まだ大規模なリゾート開発がされていない、素朴な島が楽しめます。魚はもちろん、ボルネオ島固有の野鳥や自然も満喫できる島です。
運が良ければ、ウミガメやイルカの群れに出会えるかもしれません。