クアラルンプール市内にあるイスラム美術館は1998年に設立され、歴代の調度品や装飾品、コーラン、各国にあるモスクの模型などが展示されています。
日本人観光客にはあまり知られておらず、クアラルンプールにある他の観光スポットに比べると穴場的な存在ですが、見応え十分な展示品を前に時間を忘れて見入ってしまうこと間違いなしのおすすめスポットです。
※1MYR=約27.28円
イスラム美術館の外観
美術館入り口付近の柱や壁は青や緑色で装飾されたイスラムアートが施されており、女性に人気の撮影スポットとなっています。
まずは建物の中に入って受付を済ませ、入場料を支払いましょう。
入場料
入場料は大人MYR12、子供MYR6となっています(特別展示が開催されている時期は大人MYR14、子供MYR7)。
イスラム美術館では世界各国のモスクが模型で楽しめる
1階の展示会場では世界各国に建てられているモスクの模型を見ることができます。模型といっても作りはかなり精巧で、細かいところまで再現されています。壁には各々のモスク建築の詳細や図面が張り出されており、建築好きには必見の展示となっています。
モスクの世界分布図がある
モスクと聞くと、アラブや東南アジアに建てられているというイメージですが、この世界分布図を見るとアフリカやヨーロッパ、日本に近いところだと中国にもあるということがわかります。
イスラム美術館のコーランの展示
日本人には聞き馴染みの薄いコーランですが、イスラム教の聖典であり信教者が大切にしているものです。ここでは数多くのコーランを見ることができ、またその文字の美しさに興味をそそられます。
イスラム美術館に展示される近隣諸国からの装飾品
マレーシア国内だけではなく、インドや中国からの装飾品も見ることができます。歴代王家が使用していたと思われるネックレスや王冠、剣や銃などが当時の美しさをそのままに保管されています。
このような貴重な品々は普段お目にかかることも少ないので、しっかりと楽しんでください。
イスラム美術館に展示されるデザインが美しい陶器
イスラムアートを語る上で欠かせないタイルや陶器もここで見ることができます。時代によって使われている色や柄が変わるのを楽しんでください。
偶像崇拝を禁止しているイスラム教だからこそカリグラフィーがやアラベスク柄が発達したとも言われていますが、特にブルーモスクやピンクモスクを連想させる美しいタイルは必見です。
イスラム美術館のドーム型の天井は必見
イスラム美術館のもう一つの見所といえば、清らかな装飾のドーム型の天井です。展示品を見る合間に天井を見上げてみてください。全部で4種類の天井は白を基調とした繊細な装飾になっています。
2階の屋上出入り口(通り抜け不可)からはドームの外観も見ることができますので、ぜひ写真に納めてください。
イスラム美術館のお土産屋
イスラム美術館の中にはお土産屋さん(Museum Shop 店内撮影不可)が入っており、ここではイスラムアートが可愛いマグカップやノート、マグネットなどが売られています。記念に買ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。イスラム美術館はクアラルンプール市内にありアクセスしやすいスポットですが、実は日本人観光客にはあまり知られていません。ですが中身は見応え十分で、イスラムの歴史について深く知ることができますよ。
クアラルンプール観光の際にはぜひ行ってみてください。
基本情報
- 名称:イスラム美術館(ISLAMIC ARTS MUSEUM MALAYSIA)
- 住所:Jalan Lembah Perdana 50480 Kuala Lumpur,Malaysia
- アクセス:クアラルンプール駅から徒歩3分
- 営業時間:月〜日 10:00〜18:00
- 電話番号:+603-2092-7070
- 公式サイト:www.iamm.org.my
- E-mail:info@iamm.org.my