マレーシアの有名な観光地といえばバトゥ洞窟。ここはヒンズー教の聖地として有名で、ヒンズー教徒はもちろん海外からの観光客にも人気の場所です。
2018年にリニューアル工事が行われたため、今まで塗装が剥がれていたり、色あせていた外観が一新され、カラフルでさらに美しい外観になっています。
今回は、新しくなったマレーシアの観光名所、バトゥ洞窟についてご紹介します。
※1リンギット=約25円
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バトゥ洞窟へのアクセス
バトゥ洞窟の最寄駅はマレー鉄道KTMコミューターのスレバン線、バトゥ・ケイブス(Batu Caves)駅です。
クアラルンプールの中心地、KLセントラル駅からだと乗り換えなしで約30分で到着します。また、このバトゥ・ケイブス駅は終着駅のため、乗り過ごす心配もなく安心です。
切符は日本と違い、青色のコインの形をした「トークン」と呼ばれるものを購入します。
自動券売機でトークンを購入する際はお釣りがないことがあるため、あらかじめ細かいお金を用意しておくことがおすすめです。1〜5リンギットあたりが使いやすいですよ。
バトゥ・ケイブス駅からは直通の通路がありますので、案内に従って歩きましょう。
リニューアルされたバトゥ洞窟の外観
入口に到着するとすでに多くの観光客や信者で賑わっています。
まず、右側に見えるのはシバ神の息子であるスカンダの銅像です。美しい黄金色の姿はかなりのインパクトがあり、遠くからでも目を引きます。その高さは42.7mと、とても大きく迫力があります。
続いて目に入るのがカラフルに装飾された長い階段。改修工事前は塗装が剥がれ色あせている印象でしたが、改修工事後は色鮮やかになり、SNS映えするスポットになっています。
下から見上げると圧迫感があり、少し怖いですよね。この長い階段を上った先に洞窟がありますので、頑張って上りましょう。
バトゥ洞窟へは272段の階段を上る
早速階段を上って洞窟まで行ってみましょう。近くで見ると手すりの装飾も可愛いです。この階段は272段あり、勾配も急ですので、ヒールなどの履物は避けてスニーカーで上るようにしてくださいね。
階段を登りきった先から見下ろすクアラルンプールの街並みは絶景です。途中で休憩をとりながらゆっくり自分のペースで頑張ってください。
階段では野生の猿に注意!
この階段の両脇は山になっていて、猿がたくさんいます。
ここにいる猿は日本の猿よりも小さく、長い階段を必死で上る人間たちをじっと見つめる姿はなんとも可愛いのですが、たまに人間の持ち物を奪うことがあります。とくにビニール袋やペットボトルが狙われやすいので、持ち物には注意してください。
バトゥ洞窟のなかは神秘的な雰囲気
階段を上った先にある洞窟です。内部は外からは想像しているよりも広く、ひんやりと涼しいです。薄暗いなかに光が灯されていて神秘的ですよね。
この洞窟を形成しているのは石灰岩で、上を見上げると立派な鍾乳洞が出来上がっています。まさに長い年月をかけて自然が創り出したパワースポットと言えるでしょう。
洞窟の奥にある階段を上ると本殿に到着しますが、寺院では信者による儀式が行われていることもありますので、騒がないように注意しましょう。洞窟内の階段は濡れていることがありますので、足元には十分注意してください。
バトゥ洞窟のそとにも色鮮やかな建物
洞窟のそとにもカラフルに装飾された建物があります。壁面にはヒンズー教の神々が祀られてあり、ヒンズー教徒の信仰心の深さを感じることができます。塗装こそカラフルで大胆な印象ですが、柱などの装飾はひとつひとつが繊細で丁寧に造られています。
外観だけでもかなり見ごたえがありますが、内部も見学することができますので、その際は履物を脱いで入りましょう。内部は広く明るい雰囲気で、ヒンズー教の神々の像のほか壁画や展示物をじっくりと見ることができます。
混雑時は入口付近にたくさんの履物が散乱していますので、ご自分の履物を無くさないように注意してください。
まとめ〜ヒンズー教の聖地「バトゥ洞窟」へ行こう
いかがでしたか? バトゥ洞窟はマレーシアでも随一のパワースポットといわれており、神秘的な空間がとても魅力的です。クアラルンプール中心地の都会の雰囲気とはまったく異なり、自然を感じられるバトゥ洞窟は疲れた心をリフレッシュしてくれますよ。
ヒンズー教について知識がなくても十分楽しめますが、事前に歴史や神話について調べておけばさらに楽しめること間違いなしです。ということで、マレーシアに来た際にはバトゥ洞窟へぜひ行ってみてください。
バトゥ洞窟基本情報
- 名称:バトゥ洞窟
- 住所:Gombak, 68100 Batu Caves, Selangor
- 営業時間:8:00〜19:00、無休、予約不要、入場無料
- アクセス:マレー鉄道KTMコミューター バトゥ・ケイブス駅より徒歩1分