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マレーシアの虫事情や駆除方法を伝授!虫嫌いな人必見

アリ

マレーシアは常夏の国なので、日本に比べて家の中では頻繁に虫が発生します。

私は現在、クアラルンプールのコンドミニアム(マンション)に住んでいますが、虫が絶えず出るので、住み始めの頃は本当にストレスでした。今はようやく対策方法なども分かってきたので、快適に過ごせています。

今回は私の経験をもとに、虫除け対策や必須アイテムなどをお伝えしていきます。マレーシアで虫対策にお困りの人は必見です!

※1MYR(マレーシアリンギット) =約26円

マレーシアでアリ対策をするには

マレーシアのアリの特徴

家で一番よく見かける虫が「アリ」です。マレーシアのアリは日本のアリとは違い、2ミリくらいの小さな茶色いアリです。そして厄介なのはその小さなアリが大群で発生し、さらに駆除スプレーをしてもしつこく現れます。

覚えておきたいのはアリの習性です。1つの巣に女王アリがいて、その女王アリが大量に産卵します。この女王アリを駆除しない限り、永遠にアリが発生するので、スプレーはあまり効果的ではありません

アリ駆除必須アイテム「アリメツ」

毎日のアリ発生のストレスを解消してくれたのが、この「アリメツ」という液体駆除剤です。

アリメツ

スリアKLCCの伊勢丹のスーパーの日用品コーナーや、モントキアラのパブリカの地下にあるスーパーB.I.G.で購入できます。お値段はマレーシアの物価の割に少し高めのMYR 50(約1,300円)ですが、効果抜群です!

中に2つ容器が付いてるので、2、3滴垂らしてアリの巣があるであろう場所の近くに置くだけです。毒性のアリメツを吸ったアリたちがエサとして巣に貯蔵して、アリを産卵する女王アリを含めた全てのアリを全滅させる強力アイテムです。

アリメツを使ってから3日後くらいには、毎日大量発生していたアリの大群を見なくなり、感動しました。もしマレーシアのしつこいアリに悩んでいたら、ぜひ「アリメツ」を使ってみてください!

マレーシアでゴキブリ対策をするには

殺虫剤

マレーシアのゴキブリの特徴

マレーシアのコンドミニアムは各階にゴミ置き場があり、恐らくそこからドア越しに侵入してくる確率が高いようです。だから部屋の階数に関係なく出ます!1軒目のコンドミニアムは22階、2軒目は8階だったのですが、両方とも出ました。

1匹出ると100匹いると言われているゴキブリ……。確かに1匹出ると頻繁に現れ、殺すのも嫌なので何とか現れないよう必死にいろいろ試しました。

マレーシアのゴキブリ対策について

マレーシアのゴキブリ駆除アイテムを探してみました。これは市販のスプレーで抹消するか、ゴキブリを寄せ付けないにおいの「レモングラス」の芳香剤しか見当たりませんでした。

スプレーの場合

  • 死ぬまでに時間がかかる
  • 処分するのが、気持ち悪い
  • できればゴキブリそのものを見たくない

芳香剤の場合

  • レモングラスの匂いが好きではない私にとって、かなりキツいにおい
  • 持続性があまりないので、2週間ほどたつと効果が薄れる

日本の駆除アイテムが最強と実感

いろいろマレーシアでゴキブリ駆除アイテムを試した結果、一番効果があったのは日本のアイテムでした。それが、ゴキブリの巣ごと撃退してくれる超強力アイテム「コンバット」です。

コンバットの中にある毒餌を食べたゴキブリが、仲間がいる巣の中に戻って死にます。そして仲間が死骸やフンを食べることで、集団ごと駆除してくれる優れものです。

このコンバットを置いたその日から、一度もゴキブリを見なくなりました。日本に一時帰国したときにしか購入できませんが、「コンバット」は強力アイテムなのでおすすめです!

マレーシアで蚊対策をするには

デング熱について

デングウイルスを持っている「蚊」に刺されると感染する病気です。とても危険で最悪死に至るケースもあります

もしデング熱に感染した場合、発疹、頭痛、38度以上の高熱、嘔吐(おうと)や吐き気などの症状が見られます。潜伏期間は2〜7日あり、その後に上記のような症状が発生します。

残念ながら、現在予防ワクチンや治療薬はありませんので、それぞれの症状にあわせた治療のみとなります。だから、蚊に刺されないよう細心の注意が必要です。

マレーシアの「蚊」対策

  • 長袖、長ズボンの着用(肌の露出をできる限り避ける)
  • 外出時は蚊除けスプレーを常に使用する。
  • 淀んだ水に蚊が繁殖しやすいため、ベランダやバケツなどに水をためないようにする。

ちなみに家で蚊が出たとき、私は下の殺虫剤スプレーを常用しています。

殺虫スプレー

どこのスーパーでも売っていて、値段はMYR10(約260円)です。

きちんと管理しているコンドミニアムでは、デング熱予防のために「ペスト・コントロール」と呼ぶ煙のような殺虫剤を、定期的に散布します。

私は今までクアラルンプール市内で3回引っ越ししましたが、全てのコンドミニアムで実施されていました。ほとんどのコンドミニアムできちんとデング熱対策してくれているんだと思います。

マレーシアでヤモリ対策をするには

マレーシアのヤモリの特徴

2軒目のコンドミニアムが8階だったのですが、よくベランダの壁に10センチほどのヤモリが現れていました。サイズもバラバラで、子供のヤモリだと5センチくらいです。日本だと都会のマンションでヤモリを見ることは、めったにないですよね。

人の気配を感じると逃げるようで基本的に家の中には侵入してきませんが、一度侵入してきたことがあります。爬虫(はちゅう)類嫌いな私は追い出すのがかなり大変でした。

害はないので慣れよう

ただマレーシアでは、至るところにヤモリが壁にへばり付いているので、今はもう慣れました。しかも人間には無害で、アリやゴキブリなども食べてくれるので他の虫に比べると安心です。

スーパーでもヤモリ駆除スプレーなどのアイテムはありますが、マレーシア人のほとんどは駆除はせず、害もないのでそっとしておくそうです。

まとめ〜虫が出ないよう予防策も大事~

マレーシア人は虫に関して、日本人よりも慣れていると思います。マレーシア人の夫もどの虫が現れようが動じず、ゴキブリも素早くティッシュで捕まえて潰すのも平気です。

駆除アイテムは日本ほど豊富ではなくほとんどはスプレータイプで、死骸を処分するのが苦手な人はかなりのストレスと根性がいります。

日々虫が出ないようキッチン回りは常に清潔にして、ドアや壁の隙間をテープで防ぐなどの予防策をしましょう。

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マレーシア生活・就職HACK編集部
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