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マレーシア流の暗黙の交通ルール、運転する際に注意しよう

マレーシア

バスや電車が通っていますが、それでもまだまだ、車社会のマレーシア。そこには、日本では考えられない、マレーシア流の暗黙のルールがあります。今回は、いくつかある暗黙のルールをピックアップしてお伝えします。

この暗黙のルールを知っておくだけで、あなたが運転する時に、イライラやハラハラの緩和に繋がるので、是非お役立てください。

マレーシアの交通ルール概要

マレーシアの交通ルールとは

ハラハラドキドキの話の前に、マレーシアの交通ルールについてお伝えします。マレーシアは、右ハンドルで基本的に日本とほぼ同じ交通ルールになります。

道路税(ロードタックス)

一年に一回道路税(ロードタックス)を納めます。わが家には、車の保険更新資料と一緒に封書で送られてきます。値段は、排気量によって変わりますが、 排気量2.0リットルで378.50リンギット(約10,600円)支払いました。

支払い済みであることを示すシールが無い車は走れません。シールを車のフロントガラスに必ず貼り付け無ければなりません(通常フロントガラスの左側に貼り付けます。)。

証明シール

写真左側は、領収書です。写真右側は、車の内側から直接フロントガラスに貼り付けた、支払済であることを示すシールです。

車間距離が近いマレーシアの交通状況

車

高速道路でもそうですが、特に渋滞時の車間距離が近いのがマレーシアです。少しでも車間を空けると、間髪抜きに車線変更をしてくる車が多いのです。

ただでさえ渋滞でイライラしているのに、譲ったらもっと遅くなる!という意思表示を車間距離で表していると言っても過言ではありません。

ローカルの友人が運転する助手席に座った時は、前の車のナンバープレートが消えるところまで近づきました。思わず、助手席に無いブレーキを、強く踏んでしまいました。

ウィンカーを出さないマレーシア

車

もちろん、車線変更時は、必ずウィンカーを出すのがルールです。しかし、ウィンカーを出さない車を頻繁に見かけます。その頻度は、車で出かける度に!です。

道が空いているならまだしも、渋滞時、高速道路でスピードを出している時など、至る所で頻繁に見かけます。カーブだろうと、上り坂下り坂だろうと関係なくウィンカー無しに車線変更をします。

いつ、前の車が車線変更するのか、用心しながら運転しなければなりません

バイクは走りたい様に走るマレーシア

信号で止まっていると、バイカーは2車線の間や、左車線の右側など好きなように進みます。ルールなど御構い無しに、隙間を縫う様に、ゆっくり進み先頭に停車します。

もちろん、時速80キロで運転中も同様、縫う様に走るバイクには、毎回ハラハラさせられます。特にハラハラするのが左折をする時です。

左にバイクがいるので、巻き込みに注意して速度を落とし運転をします。その間に、別バイクが私の車を右から追い越して、左折していくのです。左右どちらも気を張って見ていないといけません。

豪雨で前が見えないマレーシア

運転

雨が降ると、かなりゆっくり走るようになります。それは、豪雨で数台先しか見えなくなるからです。ハザードをたいてくれる車もありますが、とにかく前の車のバックライトを頼りにゆっくり走らないといけません。

思わずハンドルを握る手に力が入ってしまいます。この間、バイカーは近くのガソリンスタンドや、橋の下で雨が収まるのを待ちます。

橋の下で待機中のバイカーが増えると、車線を占拠される形になります。3車線が2車線へ、酷い時は1車線になり、これが原因で渋滞を引き起こします

また、アップダウンのある道では、浸水により動けなくなる車が出て、渋滞になります。

二重駐車が当たり前マレーシア

車

通常、お店付近やショッピングモールには十分な駐車場があります。ですが明らかに駐車場が足りないショップロット(商店街のようなところ)では、駐車できない車が、ちゃんと駐車している車をブロックするように駐車します

チケット

もちろん違法ですから、見つかれば駐車違反キップを切られます。でも、見つからなければ大丈夫!と思う人がまだまだ多いのが現状です。

ちゃんと駐車した人が車を出したい時は、クラクションを何度か鳴らして、ブロックしている車の運転手を待たなければなりません。ほとんどが1分以内に来てくれますが、一度5分待った経験があります。

また、電話番号をフロントガラスに貼り付けて、動かしてほしい時には電話するよう促す違法車もあります。一度電話をかけて、どかして貰ったことがあります。

その後、自分の電話番号を、知らない相手に知らせたことになったと気付き、不思議な感覚に陥りました。

信号機がよく壊れるマレーシア

信号機が壊れていると、またか、と思ってしまいます。ここマレーシアでは、交通ルールが守られていないせいか、残念なことに、頻繁に交通事故を見かけます

しかし、信号機が壊れている時は、注意力が増し、譲り合う為、返って事故が起きないのです。また、ランドアバウトも、得意なドライバーさんが多く、事故を見かけたことはありません。

まとめ

綺麗な言葉でまとめると、暗黙のルールとは、臨機応変な運転をするよう心がけるルールである、と言えば聞こえが良いかもしれません。このように、車間距離が近いこと、ウィンカーを使わない車が多いことなどをお伝えすると、運転することが怖くなるかもしれません。

まずは、道に詳しい人に、助手席に座ってもらい道を覚えましょう。

また、生活に必要な道や、会社までの道を、何度も練習して覚えるようにしてみてください。往路、復路が違うのもマレーシアです。

慣れるまでしばらく時間を要しますが、一度車で移動できるようになると生活がより一層楽になりますよ。

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マレーシア生活・就職HACK編集部
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