マレーシアの首都クアラルンプールから約300キロの距離にあるペナン島は、東南アジア屈指のリゾート地です。
マレーシアにはランカウイ島やレダン島、マラッカなど有名な観光地がたくさんあります。なかでもこれまで観光地に足を運んできた私の一番のおすすめは、ペナン島です。
アウトドアアクティビティーの充実度、料理の味、ホテルの快適さ、便利なアクセスという点でペナン島が群を抜いています。
ペナン島概要
ペナン島とは
2010年の経済産業省の調べでは、ペナン島の面積は淡路島の約半分の293平方キロメートルで人口は中国系が55.6パーセントを占めています。マレーシアの中でも中華系が多いペナン島では、ほとんどの場所で英語と中国語の両方が通じます。
中心地のジョージタウン
ぶらぶら歩きが楽しい中心地のジョージタウンは、2008年にユネスコ世界遺産に認定されています。「イギリス植民地の面影と多民族・多文化社会が残されている(マレーシア政府観光局のホームページより)」ことが評価されました。
中国系の寺院や美しい教会、壁面アートなど、ありとあらゆる魅力的な景色が楽しめるジョージタウンはインスタ映えもバッチリです。中には入りませんでしたが、猫カフェも見つけました。
ペナン島のビーチ
バトゥ・フェリンギ・ビーチ
バトゥ・フェリンギ・ビーチはペナン島随一のビーチです。水の透明度はあまり高くありませんが、穏やかなので泳いだりマリンスポーツを楽しんだりするには絶好の場所です。
私のようにマリンスポーツが苦手な人には、パラセーリングが手軽で最適です。パラセーリングはこのビーチで最も盛んなアクティビティーで、毎日たくさんの人が楽しんでいます。
1人で乗ることもできますが、不安な人はプロと一緒に乗るコースを申し込みましょう。さわやかな風を感じながら空を飛べば、最高の開放感が味わえますよ。
日没時の景色もロマンチックですてきなので、カップルで訪れる人にはおすすめです。
ペナン島の屋台街
ガーニードライブは、ジョージタウン北西の海岸沿いに広がる屋台街です。
多くの屋台では夕方5時半ごろから料理の提供が始まります。涼しい海の風を浴びながら海岸沿いを歩いていると、マレーシア風の焼き鳥や焼きそばのおいしそうな匂いが漂ってきます。
おすすめはチャー・クイ・ティオ
マレー系や中国系の多種多様な屋台料理がずらっと並んでいる中で、私のダントツのおすすめはチャー・クイ・ティオ(Char kway teow)。
平たい米の麺、プリッとしたエビ、ふわふわの卵、そしていい具合に炒められた野菜に辛いソースが絡んだ一品です。エスニック焼きうどんといった感じですね。
ひときわ長い行列ができているので、すぐに店を見つけられるはずです。並ぶ価値はある!と断言できるほどの味ですよ。あまり大きくないので、2皿くらいはペロッといけちゃいます。
飲み物は断然トロピカルドリンク
このチャー・クイ・ティオが辛めの味付けなので、甘いココナツドリンクやかき氷風の色鮮やかなドリンクをぜひお供に飲んでください。マレーシアのリゾート気分に浸れること間違いなしです。
ペナン島の宿泊は中級以上のホテル
私が泊まったのはガーニードライブから徒歩10分程度にある1泊1万円弱のホテルです。ガーニードライブの近くには中級から高級のホテルがたくさんあるので、Booking.comやアゴダなどの宿泊予約サイトで調べてみてください。
マレーシアは物価が安いので、高級ホテルも手が届く値段です。もちろん格安ホテルもありますが、ペナン島では中級以上のホテルでの宿泊をおすすめします。
朝食バイキングのレベルが高い
中級以上のホテルの魅力の1つ目は朝食バイキングです。マレーシアの朝食バイキングは食べ物も飲み物も種類が多く、さまざまな味を楽しめます。
スクランブルエッグやトーストなどの典型的なオプションもありますが、ココナツカレーやマレーシアの名物麺ラクサ、中国風おかゆなどローカル料理もたくさんあります。南国フルーツやデザートの種類も多いので、きっと好みのものが見つかるはずです。
夜の屋外プールの気持ちよさは格別
2つ目の魅力は多くのホテルに設置されている屋外プールです。深夜まで使用可能なところが多いのは東南アジアならではでしょう。
ガーニードライブで屋台料理を楽しんだあと、ぜひホテルの屋外プールに入ってみてください。夜のプールは人が少ないですし、日焼けを気にすることなく悠々と泳ぐことができます。
ペナン島での服装
常夏の国マレーシアに属する島なので、毎日暑いです。だから基本はTシャツに短パンがおすすめです。
中国系が多い地域なので、露出度が高い服でも大丈夫。ビーチで長い時間を過ごす人は水着の上からシャツやワンピースや薄手のカーディガンを羽織る、という服装でもいいでしょう。
ペナン島に着けばあらゆる場所でアジアリゾート風のドレスやゆるっとしたパンツが売っているので、現地で購入して着るのもいいですね。
ペナン島は誰と行くべき?
気の置けない仲間、もしくは恋人と行くのがおすすめです。
仲間と一緒に行けば、マリンスポーツや屋台料理をリラックスした状態で楽しめます。恋人と一緒であれば、ビーチで夕焼けを見たり海岸沿いを一緒に歩いたりといったロマンチックな過ごし方ができます。
ただ日が沈むまではかなり暑いので、親との旅行には向かないでしょう。親がよほどアクティブなタイプでない限り、日中は別行動、夜は一緒に屋台で夕食というスタイルがいいと思います。
ペナン島へのアクセス
日本からペナン島への直行便はないので、まずはクアラルンプールまで飛びます。直行便があるのは全日空や日本航空、マレーシア航空、エアアジアです。
クアラルンプール国際空港第2ターミナルからペナン島までは、エアアジアが1日に何便も格安で飛んでいます。飛行時間は約1時間。長い待ち時間なしに目的地まで行けるのはうれしいですね。
まとめ~日本そして東南アジアからの週末旅行に最適
日本そして東南アジア各地からのアクセスが抜群のペナン島。大都市クアラルンプールとは異なるリラックスした雰囲気が魅力的なリゾート地です。多文化を誇るマレーシアの魅力がギュッと詰まっているので、大満足間違いなしです。
ホテルでゆっくりするのもよし、ビーチやジョージタウンでアクティブに過ごすのもよし。いろいろな楽しみ方を提供してくれるペナン島に、ぜひ訪れてみてくださいね。