世界各地にあるチャイナタウン(中華街)。クアラルンプールの一角にも中華系の歴史的建造物やレストランなどが立ち並び、チャイナタウンと呼ばれるエリアがあります。
昔はディープすぎて観光客向けではないと言われていました。最近では若者に好まれるようなおしゃれなカフェが増えたこともあり、注目されるスポットとなっています。では、クアラルンプールにあるチャイナタウンの観光名所をご紹介します。
チャイナタウンへのアクセス
マレーシアの地下鉄MRTもしくはモノレールのパサール・スニ(Pasar Seni)駅が最寄り駅です。
電車の他に無料のバス(GO KL City Bus)もあり、その場合も降車駅はパサール・スニ駅となります。ですが運転間隔が時刻表通りに来ない場合も多いので、初めての方は電車利用がおすすめです。
チャイナタウンの関羽を祭る「関帝廟」
パサール・スニ駅から徒歩5分にある寺院です。「三国志」に出てくる人物、関羽が祭られており中国らしいきらびやかな外観となっています。商売繁盛の神が祭られているということで、地元の人々に愛されている場所です。
出入りは自由なので、内部に入って参拝しましょう。
関帝廟基本情報
- 名称:関帝廟
- 住所:168, Jalan Tun H S Lee, City Centre, 50000 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
- 営業時間:7:00〜19:00
- 電話番号:+60 3-2072 6669
- アクセス:MRTパサール・スニ駅より徒歩5分
チャイナタウンの反対側
ヒンズー教の「スリ・マハ・マリアマン寺院」
関帝廟と道路を挟んだ反対側の場所にある、ヒンズー教の寺院です。チャイナタウンの中なのにヒンズー教の寺院?と違和感を感じる方もいるかもしれませんが、これも多民族が共存しているマレーシアらしいと感じますね。
入り口の塔門に色鮮やかに配置された3大神(シヴァ・ビシュヌ・ブラフマー)が美しいですよ。
内部は土足禁止となっていますので、入り口前で靴を脱いで参拝しましょう。寺院内もカラフルに装飾されていますので、ヒンズー教の世界を感じてみてください。
スリ・マハ・マリアマン寺院基本情報
- 名称:スリ・マハ・マリアマン寺院
- 住所:Jalan Tun H S Lee, City Centre, 50000 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
- 営業時間:6:00〜12:00、16:00〜21:00
- 電話番号:+60 3-2078 5323
- アクセス:MRTパサール・スニ駅より徒歩5分
チャイナタウンの中華門
チャイナタウンの名物でもあるプタリン通りの東西に2カ所、設置されている中華門です。かなり立派なのでここで記念写真を撮る人が多くみられます。
フリーマーケット「ペタリン・ストリート」
ちなみにこの門をくぐるとプタリン通りです。プタリン通りは夕方から道路の両端に露店や屋台が準備され、歩行者天国になります。お土産品を求めた観光客でにぎわっており、呼び込みをされることもしばしば。熱気を感じることができますよ。
フリーマーケット「プタリン・ストリート」基本情報
- 名称:フリーマーケット「プタリン・ストリート」
- 住所:Jalan Petaling, City Centre, 50000 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
- 営業時間:店舗による
- アクセス:MRTパサール・スニ駅より徒歩5分
チャイナタウンで食べたいローカルフード
チャイナタウンエリアにはいたるところに屋台が出ており、地元の学生やサラリーマンたちでにぎわっています。
中華系マレーシア人の作るローカルフードは、マレーシア料理の中でも日本人好みの味付けのものが多いので、ぜひ挑戦してほしいところ。
おすすめは豚肉を漢方薬と中国しょうゆなどで煮込んだ肉骨茶(バクテー)。しょうゆベースのソースを細麺とワンタンに絡めて食べる、雲呑麺(ワンタン麺)もおいしいですよ。
屋台のフルーツも人気
日本ではなかなか見かけることのない珍しいフルーツも、屋台で買うことができます。マンゴーやマンゴスチンのほか、ランサーと呼ばれる丸くて小さな黄色のフルーツもライチのようなみずみずしい味わいでおすすめです。
マレーシアではおなじみのドリアンも売られています。ドリアン初心者の方は「ムーサンキング(猫山王)」という種類がクリーミーでおいしいそうですよ。
まとめ~時期はチャイニーズニューイヤーがおすすめ
いかがでしたか?クアラルンプールのチャイナタウンは広域で、さまざまなお店や歴史的な建物が多くあり、異国感が漂うエリアです。
「チャイニーズニューイヤー」と呼ばれる中国のお正月の2月初旬は、一段と豪華な装飾がされます。チャイナタウン一帯が赤色に飾り付けされるので、その時期に訪れるのもおすすめです。
クアラルンプールに来た際には、ぜひチャイナタウンに立ち寄ってみてください。