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コタキナバルで車を運転する際に知っておきたい交通ルールと駐車方法

看板

無事にマイカーをゲットしたら、さっそく出かけましょう!

でも、車社会のコタキナバル、特にKKと呼ばれるコタキナバル市街地や飲食店などが集まっているショプロットはいつも車であふれています。

「一体どこに停めたらいいの?」「なんでパーキングに停めてるのに違反切符を切られるの?」「罰金はどこに払いに行くの?」などなど、日本とは異なるルールが盛りだくさんです。

今回は、そんなコタキナバルの車にまつわる交通ルールを紹介します。

MYR1=2.7円

マレーシアで車を運転する前に

ロードタックス

ロードタックスを支払う義務

これはマレーシア全域ですが、車を所有したらロードタックスを払う義務があります。

車の名義を登録した際に発行された書類(日本でいう車検証のようなもの)を持って、車両保険に入り、その後郵便局へ行きます。

書類を見せると何も言わなくてもロードタックスの支払いに来たのだと分かるので、シールを発行してくれます。

ロードタックスの金額

ロードタックスの金額は排気量により異なります。

  • 1000cc—RM20
  • 1300cc—RM70
  • 1500cc—RM90
  • 1800cc—RM 280
  • 2500cc—RM 880
  • 3000cc—RM 2,130

どうして交通局ではなく郵便局なのか疑問はあるのですが、とにかく郵便局に出向く必要があります。他の行政と同様、曜日や時間帯によっては大変込み合います。

郵便局は朝9時から開きますので、早い時間がおすすめです。

証明シールをフロントガラス貼る

シール

無事にシールをもらったら、フロントガラスに貼ります。貼る場所の規定はないようですが、なにせサイズが大きいので、視界を妨げない場所を探して貼りましょう。

このロードタックスを支払わない人がいるようで、夜間や年末に路上で警察の取り締まりがあります。そのためか、フロントガラス上の方に貼っている人が多いです。

1年ごとに支払いをし新しいものになりますが、剥がさず何枚も連ねて貼っている人を見かけます。検問で止められない対策なのかもしれませんね。

違反の場合

ロードタックスを払っておらず検問に引っかかると、違反のレベルに(超過期間等)よってMYR40からMYR300の罰金が科せられます。

また、未払いのまま3年を過ぎると再度車検を通さないとロードタックの支払いができなくなるシステムになっているので、忘れずに払いましょう。

コタキナバルでの駐車方法

コタキナバル

店が集まった区画をショップロットと呼びますが、このショップロットやKK市街地には路上に停めてもよい駐車車線がたくさんあります

運よく空いているスペースを見つけて停められても、これだけでは駐車違反になってしまいます。

駐車区画

まず、駐車の1つ目の区画は、黄色枠の緑ナンバー

駐車区画

続いて黄色ナンバー

駐車区画

赤線が目立つようにひかれている駐車枠の赤ナンバーと3通りあります。

駐車区画

駐車料金

料金は、緑ナンバーが1時間50sen(MYRの下の単位)、黄色ナンバーが1時間MYR1、赤枠が倍の1時間MYR2になります。

緑ナンバー以外は30分単位で設定で出来ます。

支払方法

どうやって払うのかというと、パーキングチケットを購入し、それをフロントガラスの見える場所に置いておくのです。

パーキングチケットは道の真ん中に建っている青い小屋か、一部のコンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどで購入できます。

支払い小屋

ショップロット内には必ず小屋があるので注意して見ておきましょう

駐車チケットの種類

チケットの種類は2種類、MYR0.5の青いチケットとMYR1のオレンジのチケットです。

つまり黄色ナンバーに30分停める場合はMYR0.5を1枚、1時間の場合はMYR1を1枚のチケットになります。とても原始的な方法ですが、このチケットを1枚ずつコインで削るのです。

黄色の駐車スペースに2時間駐車する場合はMYR2ですので、MYR1チケットを2枚削ります。中にはフロントガラスにびっしりパーキングチケットを並べている人もいます。

合理的なような非合理的なような、なんとも面白いシステムです。

チケット

割と頻繁に係が回っており、チケットが置かれてなかったり時間オーバーしていたら、容赦なく違反切符が切られます。

チケット

車の番号が記載された違反切符ですし、係員は写真を撮っているので、言い逃れはできそうにありません。

駐車時間が読めないときは多めにチケットを置くことをおすすめします。

チケットが必要な時間帯

  • 月曜日から金曜日:午前8時から午後4時まで
  • 土曜日:午前8時から午後1時まで

ショッピングモールなどビル型の駐車料金の支払い方法

支払機械

発券機からチケットを取る

全てのショッピングモールには駐車場があります。入口の発券機からチケットをとり、帰るときに支払うのは日本と同様です。

しかし、出口清算が出来る場所は人がいる窓口に限られ、ほとんどが出口の機械では清算が出来ません。

たいていは駐車場からモールに入るエレベーター付近に清算機が置かれています。

清算してから車に乗る

帰る際にここで清算をしてから車に乗ります。

よく駐車券を車中に忘れてしまいますが、買い物に出るときに持参しないと面倒なことになります。ショッピングモールの駐車場は、駐車した場所の写メを撮って確認する必要がある程広いのです。

一度車に戻りチケットを取って精算機まで戻ることになります。

注意点

この駐車券の再発行等は不可で、紛失した場合の支払い額はMYR25、場所によってはMYR30と記載されています。

駐車料金

駐車料金は3時間までMYR3、それ以降は1時間おきに加算される料金設定が一般的です。

半日駐車してもMYR10以下なので、紛失には注意しましょう。

コタキナバルその他の駐車

チケット

お店の目の前など、立地の良い場所には係員のいる駐車場があります。3時間でMYR5、MYR7と値段が決められています。

どこに払ったらよいのか心配になりますが、そこに駐車すると係員が寄ってきます。たいていは近くでのんびりお茶を飲んでいたり、話し込んでる人が係員です。

彼らにお金を支払うと、領収書をワイパーに挟んでおいてくれるシステムです。このパーキングはかなり立地がよく、ショッピングモールの入口や店舗まで徒歩3分足らずの位置にあります。

ただし、5分停めても3時間停めても規定の3時間分の料金がかかります。通常の駐車料金の倍値はしますが、すごく急いでいる時はとても便利です。便利なのでいつも満車なのが難点です。

もしコタキナバルで駐車違反切符を切られたら

違反切符

速やかに支払い

違反切符はワイパーに挟まれています。もし切符を切られてしまったらすみやかに支払いましょう。なぜかというと、1週間以内、30日以内、それ以降と罰金の値段が違うのです。

早く支払いに行くと反省しているとみなされて減額してくれる面白いシステムです。

罰金

1週間以内はMYR10、30日以内はMYR30、60日を超えるとMYR50、実に5倍です。車のナンバーもしっかり印字されています。

私も1度違反切符が挟まれていましたが、厄介なことになる前にと、支払い場所を探しました。もちろん日本だったら警察署です。警察署も異国ではなかなか探し出せません。

警察署をやっと見つけて出向きましたが、警察署のガードマンに違反用紙を見せると「ここじゃない。そこだ、そこ」と遠くを指さされました。

支払いは市役所で

人に聞きながら、指をさした方向に進むと、そこは「市役所」だったのです。受付カウンターがあるので、そこで違反用紙を見せると対応してくれます。

窓口で自分の番号を呼ばれたら支払いを済ませておしまいです。なんと、ご丁寧に領収書もつけてくれます。駐車券を売っている小屋でも罰金の支払いは可能です。近くにある場合は、そちらで早めに支払いをしてしまいましょう。

まとめ

車

駐車枠に停めていても、パーキングチケットがなければ駐車違反になります。

しかし、チケットがあっても「え?ここに停める?」と思う場所によく駐車されていて、驚きをとおりこし、笑ってしまうことばかりでした。

例えば、駐車枠がないところでよく見かけるのが中央分離帯などに停めている車です。

この場合でも、チケットを置いていたら駐車違反にはならないのです。

一応、枠外の駐車も、交通の妨げにならないよう考えて停めています。

下校時の学校前を除けば、迷惑駐車になる車はほどんと見かけません。

車には必ず、パーキングチケットとチケットを削るコイン、それから日付と時間が確認できるものを用意しておきましょう。

コタキナバル郊外ですと、無料になるようです。

駐車枠に番号がかかれているかどうかで判断できます。

日本とは全く異なる駐車のルールですが、慣れてくると停車がOKな場所とNGの場所が分かってきます。

駐車ルールを守ってマイカー外出を楽しんでください。

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マレーシア生活・就職HACK編集部
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