観光・遊ぶ

クアラルンプールで経済飯を食べる!ホーカーセンターのローカルフードがおすすめ

ローカルフード

マレーシアのローカルフードのひとつ、経済飯。経済飯はどこのフードコートにもあり、地元民に愛されています。クアラルンプール中心部KLCCにある、Suria KLCC Shopping Centerや、ブキッビンタンにあるPavilionなどの大きくて綺麗なモールのフードコートにも、もちろんあります。

が、なにせ割高!15〜20リンギット(約400〜550円)ほどはします。日本の感覚からすれば高価ではありませんが、クアラルンプール中心部でも、もっと安くて美味しい経済飯は存在するのです。今回は地元民も集まる経済飯屋をご紹介しましょう。

※1リンギット=約26円

マレーシアの経済飯とは

ローカルフード

経済飯というのは、ご飯をよそったお皿をもらい、好きなおかずを好きなだけ取るスタイルのローカルフードです。ご飯は少なめ・多めなど希望を伝えれば応えてくれます。英語では「エコノミーライス」と呼ばれています。エコノミーライスと言うと、主に中華系の経済飯を指します。

その他、マレー系料理の「ナシチャンプル」、インド系料理の「ナシカンダール」もあります。今回日本人の皆さんにおすすめしたいのは、中華系の経済飯です。

なぜ中華系をおすすめするのかと言うと、マレーシア料理やインド系料理で使われる肉は、鶏肉かラム肉がメインとなっています。そんな中、中華系には豚肉料理があるからです。

さまざまな豚肉料理が楽しめる、中華系経済飯

私たち日本人は、豚肉が好きな方が多いのではないでしょうか?宗教的な理由により、マレーシアで豚肉が食べられるのは和食、中華、韓国料理くらいです。経済飯の豚おかずは、煮込みやチャーチュー、クリスピーポーク(周りをカリッと揚げた豚肉)など種類も豊富なので、飽きません。

価格は、取ったおかずによって変わってきます。肉や魚料理が最も高価で、卵料理、野菜料理と続きます。量はいくらとっても値段は変わりません。食べ過ぎ注意ですね。

ショッピングモールSungai Wang Plaza内ホーカーセンターで経済飯

ショッピングモールSungai Wang Plaza

さて、早速クアラルンプール中心部のおすすめ経済飯屋をご紹介しましょう。それは、モノレールのBukit Bintang(ブキッビンタン)駅と直結しているショッピングモール「Sungai Wang Plaza」にあります。

Sungai Wang Plazaはローカル色が強く、近くにある大手ショッピングモールPavilionやKLCC Shopping Centerなどと比べると、正直見劣りします。上階には空き店舗も多いので、閑散とした雰囲気さえ漂っています。

しかし、100円均一のダイソーや郵便局(マレーシアではPOSと言います)、日用品が揃うMr. DIY、数多くの美容院、洋服のリフォーム店などがあり、実は実用的なお店が並んでいます。そのため私自身、よくこちらへ買い物に行っています。

ショッピングモールSungai Wang Plaza内ホーカーセンターへの行き方

ホーカーセンター

ブキッビンタンの駅からSungai Wang Plazaの中の経済飯屋がある、ホーカーセンター(飲食店の屋台や店舗が集まった複合施設)への行き方をご説明します。

1. 駅直結の連絡通路からSungai Wang Plazaへ入ります。

通路

2. 入るとすぐ右手に2機エレベーターがあります。ここのエレベーターか、さらに奥にあるエレベーターに乗ります。

エレベーター

3. 4Fにある「HAWKER CENTER(ホーカーセンター)」へ行きます。

案内板

4. エレベーターを出て、右手に行くとそこがホーカーセンターです。

このエレベーターを使わず、ショッピングモールの中にあるエスカレーターを使って上に上がると、全く別の場所へたどり着いてしまいます。最も簡単に確実に着くのは、このエレベーターを利用する方法です。

ホーカーセンターの2つの中華系経済飯屋

中華系経済飯

ここには2つの中華系経済飯屋が並んでいます。

RESTORAN SOON TECK

RESTORAN SOON TECK

手前にあるのが、RESTORAN SOON TECKです。おかずの他、汁物や温かい小豆のお汁粉なども置いているのが特徴です。

このお店で食べた、ある日の経済飯がこちら。豚肉の甘辛煮、ローストポーク、茄子のピリ辛炒め、ブロッコリーとセロリのガーリック炒めとご飯です。これにミネラルウォーターを付けて、10リンギット(約260円)でした。

ブロッコリーとセロリのガーリック炒め

私はここの豚肉の甘辛煮が好きです。脂身が多いのがいただけないのですが、なるべく脂身の少ないものを選んでいます。

RESTORAN SIN TAI KAR LOK

RESTORAN SIN TAI KAR LOK

奥に店を構えるのが、RESTORAN SIN TAI KAR LOKです。こちらもずらっとおかずが並んでいます。

このお店でテイクアウトした、ある日の経済飯。ご飯の上に、焼きそば、白菜の炒めもの、豚のカレー炒めです。こちらで7リンギット(約182円)でした。本当に安い。

ローカルフード

どちらのお店も似たようなおかずが並んでいますが、日によっても多少違うので、見比べて食べたいおかずのある方で注文しましょう。

ホーカーセンター内のその他の飲食店

デザート

ここのホーカーセンターには、中華系経済飯屋以外にもたくさんの飲食店が軒を連ねています。いくつかご紹介します。

チキンライス

チキン

2店舗ほどチキンライスのお店があります。蒸し鶏やローストチキンだけでなく、その他ローストダック、BBQポーク、ローストポークなどのお肉とご飯のセットが6リンギット〜8リンギット(約156円〜210円)で食べられます。

麺料理

麺料理

麺料理を扱うお店は複数あります。「マレーシアのうどん」とも呼ぶべき、手ごねPan Mee(パン・ミー)のお店や、太い米粉麺を使った焼きそば、Char Koay Teow(チャー・クイ・テオ)、細い米粉麺の焼きそば、Mee Hoon(ミー・フーン)などの炒め系麺料理のお店があります。

メニュー

どれも6リンギット〜8リンギット(約156円〜210円)で食べることができます。

ベジタリアン

レストラン

入り口付近にあるのが、ベジタリアンのお店です。こちらは、中華系経済飯屋に比べると種類は少ないのですが、野菜料理だけでなく、肉もどきを使用した料理もあります。また中華まんも何種類か置いています。

まとめ

ローカルフード

経済飯というだけあって、経済的にご飯を食べることができるローカルフード。クアラルンプール中心部から離れると、もっとリーズナブルに経済飯を楽しむことができますが、中心部では高くなりがちです。

今回紹介したSungai Wang Plazaの経済飯屋は、中心部であっても比較的リーズナブルですし、おかずの種類も随一です。未だ行ったことのない方は、ぜひランチに行ってみてください。ランチを過ぎると種類が少なくなりますので、早めの時間に行くことをおすすめします。

ABOUT ME
マレーシア生活・就職HACK編集部
マレーシア在住者による現地の生活情報から就職情報までお届けします。